| 特徴・性格 |
■ルーツ・・・イギリスのチューダー王朝時代のスパニエルは飼い主の膝や足を温めたり、ノミを自分に引きつける事で飼い主をノミから守る役目も果たしていた。17世紀のチャールズ２世が特別可愛がっていた為「キング・チャールズ・スパニエル」と呼ばれ貴族階級を中心に愛された。だが愛玩犬として可愛がられ過ぎた結果、ひ弱な犬になってしまった為愛好家が元の姿に戻そうと改良を重ね勇敢でたくましい「キング・チャールズ・スパニエル」が復活し、この犬には騎士を意味する「キャバリア」の名前が冠され「キング」とは区別されるようになった。
■外見的特徴・・・スパニエル系を先祖に持つ小型犬で、体高より体長がやや長めで骨太である。余り長くない被毛はつややかで、表情はキング・チャールズの名に相応しく紳士的である。
■性格・・・優しく穏やかで遊び好き。人懐こく愛情深く物静かで家庭犬としては理想的。見知らぬ人とでもすぐに仲よくなり社交的な為に番犬には不向きである。
■飼育・・・屋外を散策したり遊ぶのを好み、毎日運動をさせてあげる必要がある。出来れば室内犬として飼い、まめなブラッシングで毛玉を作らないようにする。
■健康上の注意点・・・僧帽弁閉鎖不全、股関節形成不全に注意。交配は5歳未満は避け、交配前には僧帽弁疾患の検査をしておくこと。 |
